ワンレングスはカットの技術を習得する時に一番最初に練習するスタイルですね。
基本中の基本なんですが、このワンレングスで理解しておくといい基本概念があります。
その概念はカットだけじゃなくてヘアースタイルを作る上でとても大切な基本になりますのでしっかり理解しておくといいですね。
これは、スタイリストを目指している人だけでなく、教える側の方にも知っていただくとより効率的にレッスンを進めていくことができます。
無駄に練習を重ねているワンレングスレッスン
その大切な基本概念を理解しながら練習しないと、無駄に時間を過ごすことになります。
よく陥ってしまうのが、真っ直ぐに切ることばかりに集中してしまうことです。
今後のさまざまなヘアスタイルの練習につなげていくための基本的な概念を理解することをしていないので、上達するのにすごく時間がかかってしまうことになります。
もちろん真っ直ぐに正確に切る技術も必要ではあるんですが、それよりもっと大切なことがあります。
髪が自然に落ちる位置
その基本概念の要素の一つになるのが、「自然に落ちる位置」です
この自然に落ちる位置は、髪の質、生え癖、髪の癖などによっていろいろ変化してきます。
さらに、後ろの襟足と、サイドの耳のあたりなど、アウトラインは高さが様々です。
今後のいろんなカット技術で、自然に落ちる位置という要素を理解することが大切になってきます。
その場所によっても髪がどう重なり、自然に落ちてくる時にどういう軌道をたどって、どういうシルエットを作るのかなどを、理解していく必要がありますからね。
自然に落ちる位置を意識しながらレッスンする上で、頭の形を理解することもできるようになってきます。
さらには、頭皮面の自然に落ちる位置によって、自分の施術立ち位置がわかるようになると思います。
そして、ワンレングスのレッスンでは、この自然に落ちる位置によって基本の立ち位置と姿勢を把握することです。
この立ち位置と施術姿勢を身につけることで、無駄に練習を重ねなくても正確なカットができるようになりますよ。
立ち位置と姿勢
ワンレングスで最も身につけて欲しいのが、この施術する時の立ち位置と姿勢です。
自然に落ちる位置は今後のカット技術のレッスンにも必要になってくる重要な要素ですので当然そのことも理解することは大事です。
その自然に落ちる位置に対して自分がどの位置に立って施術をするのか。
これをまずは意識して身につけていくといいでしょう。
むしろ、これさえわかれば、次のグラデーションの技術レッスンに入って行ってもいいと思います。
では、基本の立ち位置は!?
基本は施術面の正面に立ちます。
施術面(頭皮面)との距離は肘から指先までの距離、
もしくは、手をまっすぐに伸ばして、お客様の頭が両手で挟める距離です。
足のスタンスは肩幅くらいで、ハサミ側の足を引き、コーム側の足を前にして、楽な姿勢で立ちます。
施術面の高さは自分の胸の高さにするのがいいでしょうね。
見やすいし安定します。
これが基本的な立ち位置と姿勢になります。
カット技術によって多少の変化はありますが、基本はまずそこに立つということをしてみるといいでしょう。
今後、グラデーションやレイヤーなどのカットレッスンに入っていく上でも、まずは基本立ち位置に立つという習慣を身につけておくことが大事になってきます。
より正確に引き出すということが出来るようになってきますので、技術の上達も早くスムーズになっていきますよ。
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