ワンレングスのレッスンで基本的な要素と立ち位置と姿勢を理解できれば、グラデーションのレッスンに入っていいと思います。
グラデーションのレッスンの前にまずワンレングスにカットしますしね。
同時進行していくことで、ワンレングスの精度も上がってきます。
なぜなら、より自然に落ちる位置の理解による髪の重なりによるシルエットの出来方を理解していく必要があります。
さらには、より基本的な立ち位置と姿勢の重要性を実感することになってくるからです。
より、基本の精度を上げていくことが重要になってくるというわけですね。
そして、グラデーションのレッスンではさらに、髪の重なりと頭の形の理解を深めていくことが大事になってきます。
グラデーションの定義
グラデーションカットは基本技術の一つで、髪の重なりによってシルエットに丸みを強調して作るカット技術です。
技法は、縦方向のスライスを取り頭皮面に対して垂直に引き出した髪を、頭皮面に対して平行よりも、上側を長くなるようにカットします。
引き出した髪の上側とした側の長さの差が大きいほど、シルエットは強調され、同じにちかくなるほど、シルエットの丸みは緩やかになります。
レイヤーカットは別記事で書きますが、頭皮面より平行よりも上が短くなるトレーヤーカットになります。
グラデーションのレッスンでは、この髪の重なり方によるシルエットの変化を見ることができます。
レッスンでは、レイヤーカットも早い段階で平行してレッスンすることをお勧めします。
頭の形とブロック理論
カットのレッスンに入っている人は、おそらく、パーマやカラーの技術は習得されている方だと思います。
ですので、頭の形とブロック理論はある程度理解されていると思います。
というか理解していて当然の状態になっているように、教える側が教えていくことが大事になってきます。
パーマのワインディングレッスンの時などに、ブロッキングを取っていきますよね。
すして、ワインディングの時に引き出すスライスの方向によってロッドの収まりの良し悪しがかわります。
ちゃんとオンベース(頭皮面に対して垂直方向)に引き出すことで、そこの頭皮面がどの向きになるのかを知ることができ、そこの正面に立つ位置が基本の立ち位置をいうことを知ることが出来ると思います。
ただ、カットの場合はブロッキングが、ワインディングのブロックよりも、少し細かくなるのと、横ラインのブロックで考えていくこも出てきます。
スタイルによってブロックの取り方を変えていくことはありますが、レッスンでは基本的なブロッキングに沿ってやっていく方が理解しやすいと思います。
このブロッキングだと、頭の形や、丸みの強さなども場所によって違うこと、スタイルを作る上での各ブロックの役割などを理解しやすいと思います。
縦スライスと横スライス
グラデーションカットで新しく覚える技術のひとつに、縦スライスでのカットがあります。
横スライスでカットをすることもできますが、頭皮面に対しての角度を見る上では縦スライスでカットしていく方が、頭皮面の形を理解していく上へでもわかりやすいのでお勧めです。
縦スライスで頭皮面の形を頭皮の場所(ブロック)によってどういう形をしているのかしっかりと理解していくことで、横スライスでのカットも容易になってきます。
縦スライスでの引き出しかた
縦スライスでグラデーションのカットをするときに、引き出す方向と、スライスを挟んでいる指の角度によって、変わってきます。
引き出す方向をオンベース(頭皮面に対して垂直)に出した場合は、指の角度をスライスに対して上が長くなるように角度をつけてカットをします。
引き出す方向を頭皮面に対して下に角度をつけて引き出す場合は、指はスライスに対して垂直にします。
つまり、引き出す方向か、指の角度のどちらに角度をつける場合は、もう一方は垂直にするという感じですね。
これはどちらがいいとかいうものではなくて、ブロックの場所によって切りやすい切りにくいということや、その技法によってシルエットに変化をつけるなどの目的によって変えるなどします。
レッスンのやり方
まず、グラデーションカットの技法を覚えることから始めます。
まず、カットするブロックの正面に基本立ち位置と基本姿勢(ワンレングスレッスン参照)を確認します。
カットする髪を縦スライスして取り出し、オンベースに引き出します。
オンベースということは、まっすぐ自分の方に引き出すということです。
縦スライスで垂直(オンベース)に引き出して指で角度をつけカットします。
どの角度のグラデーションにすると、シルエットはどうなるのかをブロックごとに見ていきます。
全てのブロックで、オンベースに引き出し、スライスをとった下の毛の長さをガイドにして指を例えば30度に傾けてカットした場合、ブロックごとにどういうシルエットになっているのかを見ます。
ガイドは、あくまで、そのスライスの下の髪の長さで、つまり、そのブロックのワンレングスのアウトラインをガイドに全てのスライスをカットしていきます。
先に切った髪をガイドにはしないでやってみてください。
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